https://www.youtube.com/watch?v=Iw6PzoKiomk
今日は、ショスタコーヴィチの命日なので、
彼の作品の代表作の1つ「24 Preludes & Fugues, Op.87」から
第4番の前奏曲とフーガを取りあげようと思います。
『同じ調性の前奏曲とフーガで1つ』
…とクラシック音楽では考えますので、
「今日は2曲か!」と思われるかもませんが…
1曲扱いということで、どうかご容赦ください^^;
で、演奏の映像を探したところ、
4番と5番がカップリングされたものがあったので、
この映像を通しで是非是非ご覧ください^^
(5番のフーガも非常に面白い曲です!)
自分がこの曲を知ったのは高校生の頃に、
帰宅するまでの電車待ちで時間があって楽器屋を覗いてみたら、
全音楽譜出版の一般的な拍子カラー「青」でない楽譜があって、
それがこの曲だったのでございました。
楽譜をパラパラとめくったら…
第一番は比較的簡単だし…
他の曲もさらえそうな物が幾つかあったので、
楽譜を買って帰りまして…
家で拙くも幾つか弾いてみて…
この曲集の完全な虜になってしまったのでした^^
演奏のCDについては楽譜購入の数か月後に都会に出ることがあったので、
その時にキース・ジャレット演奏のものを購入して…
この24 Preludes & Fuguesの全容を知ることとなりましたが、
全曲通しで聴いた時の感激…
この楽曲との偶然な出会いにただただ感謝感謝^^
…と、ここまでが前置きw
曲は前奏曲とフーガに分かれていまして…
♪前奏曲
上手く言葉で形容出来ないのですが…独特な静謐感ある曲だと感じていて、、
巨大な建築物の中で一人たたずむというような…その中で、
2:00くらいの箇所から少し救われるような曲調に変化する箇所など、
雲の間から顔をのぞかせた太陽の光が…
窓からそっと差し込んでくるようなものを感じます。
個人的に非常に気に入っている部分です^^
♪フーガ
この曲も前半は静謐感ある感じでひっそりと始まります。が、これの後半部分5:39からの曲調が変わる箇所…
だんだんと駆け足になるような感じに…
テーマが折り重なって畳みかけてくるこの展開…
個人的には最高!!^^
シリアスなテーマが緊張度を持って展開していきますが、そのエンディング…物凄く救いがあるというか、、
終わらせ方も非常に本当に素晴らしい楽曲です。
自分のようにゲーム音楽ばかり制作していますと、
どうもループ前提の曲ばかりになってしまうので、
このように上手く終わりを書けるのか?
という自問がモヤモヤしてきます^^;
で、ですね。
動画中で演奏しているこのおばさん…
TATIANA NIKOLAYEVAさんですが、
全曲初演の演奏を行ったのがこの方なのですよ!^^
動画を調べて若い人演奏のものも聴いてはみたのですが、
音楽としての訴求力という点では…
TATIANA NIKOLAYEVAさんの方が明らかにあるように感じ、
今回は、こちらの動画をチョイスしたしだいですm(_ _)m
お時間のある時に、
キース・ジャレット演奏の盤も是非聴いてみて下さい!^^
…というところで、昼飯時間終了~