♪第409回:砂の器 デジタルリマスター版(プレビュー)
https://www.youtube.com/watch?v=LZQqdsZ4-VY
(2018年第169回)
台風で家にこもっていた週末…
子供の頃にみた日本映画で気になったものを見直し…
…というネタが尽きたのでw
今夏に見た映画ネタに方針を変更^^;
この映画で和賀英良を演じていた加藤剛さんが亡くなられたのをうけて、
今夏に見直してみた流れでして(・_・
久しぶりに見ると…
映画中でしか見ることの出来なくなった光景の良さが
一層際立ってくるような気が^^;
古い駅舎…
冒頭で見ることの出来る農村地帯の光景…
なんてことの無い街中の光景…
黒電話…
そして映画中でみた時に一瞬誰か分からなかった若い頃の森田健作w
今、千葉県知事ですからね^^;
カメラの使い方なども現代のそれとは結構違う印象…
物凄い望遠で撮るとか…
部屋の外から少し遠めで撮影しているとか…
あまり見なくなったような…
それとフィルムで撮影してるからなのか、
独特な荒さと暗さがあるような?
映像的にいえば現代の映像の方が断然シャープだけど、
それが果たして常に「善」なのかといえば、
そうではないような?と思えてくる…
この「砂の器」。
原作も読んでみたのですが、
映画と小説を比較してみると…
映画の方が出来が100倍くらい良いような(・_・;
小説から映画にする段階で、
相当な部分に手をいれているのですが、
これが相当効いてる。
特に和賀英良の映画での設定変更…
原作:ミュージック・コンクレートとしての作曲家
映画:いわゆる普通の音符を書く作曲家
↑この設定を原作のまま映画にしたら、
結構トンデモ系映画になっていた予感あり(・_・;
ミュージック・コンクレートが話の中である程度重要になっているのですが、
う~む…これは変更して正解だっと思います^^;
あとは、
原作で和賀英良が属している「ヌーボーグループ」の存在。
映画ではこれに関する部分の話がバッサリとカットされています。
これもカットして正解かと^^;
映画の方で特にクローズアップされた部分。
ハンセン病・乞食の親子の話についていえば、
原作ではそれほど重要視していない印象が強く…
時間の限られた映画において…
「何をカットして何を残すのか?」
相当な苦慮があったとは思うのですが…
この映画を名作たらしめているのは
脚本を担当された橋本忍、山田洋次・両氏の手腕…
という思いが個人的には強いです。
そんなこの映画中…
後半の後半くらいの楽屋シーンにて、
芥川也寸志さんがチラっと映る瞬間があります…
個人的に「おっ!」と思った瞬間でした^^
本日も時間がないので、
強制終了気味かつ乱文気味に終わりますm(_ _)m